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十姉妹の止まり木

手乗りの十姉妹&白文鳥との日々を綴ります。たまに野鳥あり。

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図書館でおもろいもん見つけました

今、『ザ・ビッグイヤー』という、
「一年に何種の野鳥を見るか」に競技として挑戦した
北米の3人の男の物語を描いた本を読んでます。
野鳥は世界のどこに行っても見かけるし、
その楽しみ方は思う以上に多様なんだなあと
面白く思っています。そして
彼らが家族でなくて良かったです。(笑)
 
 
野鳥の魅力は「姿」の他に
その美しい「声」にもあるわけですが、
図書館をウロついていたところ、
こんなもん見つけました↓
 

 
ジム・ファセット
『シンフォニー オブ ザ バーズ』

 
 疑うことなかれ、『シンフォニー・オブ・ザ・バーズ』とは
読んで字のごとく、正真正銘、本物の鳥の声だけで作った
交響曲
である。この世にも珍しい作品は、
存在だけでも稀中の稀といえるものだが、これが
今からおよそ50年も前に作られたものであると知れば、
驚きは更に増すだろう。
  (※ライナーノーツより引用)
 
…………!??
これを読んだあと、貸し出し手続きを済ますまでずっと
このCDを手放さなかったのは言うまでもありません。(笑)
 
 

 
全部で7トラック入っており、
最初のトラックのタイトルの名前
「ジム・ファセットによる作品解説」の通り、
本人ヴォイスによる丁寧な解説から始まります。
説明を見ずに先にCDをかけて、
「………… これも…鳥の声?
と思ったのは内緒です。
 
 
2曲目から4曲目までが小鳥の声の曲。
作者がクラシック音楽を大変愛していたということで
難解なメロディーが広がります。
ただ、3曲目は非常に分かりやすく、やたら気に入りました。

 
5曲目から7曲目は
「鳥の鳴き声様式の意外な発見」
小鳥の鳴き声を順に紹介していく曲。
森の中にいるつもりで聞いてね、っということらしいです。
 
これは作者が鳥の名前を述べてからその小鳥の声がする、
という流れなのですが、
作者は鳥の名前を短く述べる程度な上に落ち着いた声であるので、
音量を小さくして目を閉じて聞くとなかなかどうして、
森の中に居る気分に浸れます。
我が家のジュウシマツの声さえなければ。 (笑)
 
 
更にライナーノーツが丁寧にできていて、
この曲やCDができるまでの詳細な歴史や、
作者の解説(英語)の全文とその訳、さらには
紹介される小鳥の写真までついているこだわりぶり。
 
あまりに興味を引く内容だったので正直に言うと
ネタ的な方面で期待をしていたのですが、
意外なことに大変面白かったです。
 
 
…この不思議な一枚、あなたの街の図書館にも
あるかも知れません。
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HN: 伊川 (Ikawa)
手乗りの小鳥に頭を踏み台にされるのが好きです
肩で和まれるともうその場から移動できません

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